海外ベンチャー通信

外資系ITコンサル→海外事業の戦略コンサル

仕事が出来るようになるために。△評価から◎評価にした話

私は外資コンサルティングファームに3年在籍した。
新入社員の頃をはじめとして、評価はバツや△がついたりしたこともあったが、最終的には高い評価となり惜しまれながらの退職となった。

評価△から◎となった、私の身につけた5つのスキルを教えよう。
このスキルを身につけれればある程度の評価は得られることを保証する。

なお、あくまでこのスキルは大企業で働くサラリーマン向けのスキルであって、決してベンチャー企業向けのスキルや経営者向けのスキルではないということを断っておく。

 

 

①業務時間内に仕事を終わらせてさっさと帰る

これが全てである。

周りの目は「残業してる=頑張っている」ではない。
「残業してる=この程度の仕事量でまだ終わってないのかよ」ぐらいと思ったほうが良い。特に上司はそう思う。
さっさと帰るとキャパに余裕があると思われ、より高い難しい仕事を上司が振ってくる。
ちなみに何度も言うが、これは大企業向けスキルの話である。

 

②上司や顧客の期待値を高くしない

これも重要。ただしあまり低くしすぎると単価が低くなるので注意。
要は上司・顧客の期待値をコントロールすることがポイント。
75点ぐらいに期待値を事前に下げ、85点の成果物を出す。
ここで100点の成果物を出してしまうと、次の要求のハードルが高くなるので徐々に高くすることがポイントである。
期待値を事前に下げる方法としては、「似たような業務は経験していますが、当時経験した業務と要件が多少異なっています」的なことをかましておくことだ。

もしくは成果物を提出する前にドラフトを上司・顧客に見てもらうことである。ただしその際にドラフトはメールで送付してはいけない。あくまで紙で印刷をし、ドラフトのフィードバックをもらう。

 

③上司・顧客とあまり仲良くなりすぎないようにする

これは意外に守られている人は少ない。
馴れ合い化を防ぐこともあるが、引き出しを全て空けられてしまうことを防ぐことが目的である。
武器や経験はギリギリまで隠しておく。短期間で関係を築くのではなく、長期間にわたって関係を築くのである。

 

④余計な仕事を拾ってこない

若手などはあの仕事もこの仕事もやらせてくれと言いがちであるがNG。無駄にハードルがあがって苦しい思いをするだけである。
仕事を多めにもらうときは「○○の仕事が溢れているため、仕方なく巻き取ってやる。感謝しろよ」みたいな態度で接する。

仕事の持ち主は確実に把握しておく。WBSで管理されていればよいが、たいていのプロジェクトはチームごとのWBSで個人ごとには割り振られていない。簡単にExcelでまとめておくとよいであろう。

 

Excelスキルを死ぬほど叩き上げる

事務作業の9割はExcelといっても過言ではない。
Powerpointで資料作成する際も基本はまずExcelでストーリーを描くケースが多い。
ショートカットキー、各機能は完全に把握しておく。
保守性の高い、関数を使ったExcelシート作成をきちんと正確に作り上げる。
何度も同じような作業をしているなと感じた際はマクロで自動化させる。
マクロ自動化・完全生/保守性の高いExcelシートになったら新入社員や派遣社員に完全に委託させ自分は手を空ける。
委託の仕方は「君に大事な仕事を任せよう」的なことを言ってかましておくこと。

Excelスキルの叩き上げ方については別の機会で書くことにしよう。

 

 いろいろ書いたが、特に言いたいことは1つ。
サラリーマンは早く家に帰るためにさっさと仕事しろである。